ではARアプリを作ります。UE4は4.24.3です。テストで用意した端末はNexus5Xです。
【仕様】
Android用ARCoreアプリ
フェーズ1
①アプリを起動して辺りをスキャンしおばけの気配をアプリが掴んだら開始
②あたりをタップし、おばけがいそうな場所には反応する
③ヒットするとおばけが姿を現す
④お化けがこちらに気が付く前に九字の札アイテムで九字を切る
⑤アイテム追加:芳一の札を使うと一定時間おばけから見えなくなる
⑥お化けが九字を切る前に気が付くと逃げられてしまう
⑦無事九字を切るとお化けが昇天する:追加:おばけは九字の札、芳一の札、古びた鍵をくれる場合がある
⑧昇天すると徳が積まれる
⑨徳が積まれると階位が上がる
⑩全国各地に宝箱が隠されている:古びた鍵があれば開ける事ができる:アイテムが入っている
⑪鎮守の杜の龍神社にお参りできる(無料-有料ガチャ)
⑫九字の札も祠で受領できる
という感じでまずはARアプリを構築します。
【準備】
Android Studioをインストール
こちらを参考にプラグインとプロジェクト設定を行います。
必要なのは以下です
プラグインでAndroid Cameraにチェックを入れます不要- プラグインでARCoreと
ARCoreServiceにチェックを入れます:ARCoreServiceは不要 - プロジェクト設定>Androidで書き込み可能にします
デバックに使うAndroid端末を用意します。
端末とPCを接続してcmdから端末が見えるか確認します
見えたらUE4を起動し「Blank」を作成しモバイル、スケーラブル、コンテンツなしを選択しプロジェクトを作ります。
まず、レベルを作っておきましょう。
でレベルブループリントを開きます。
でこれだけで平面を認識できます。
で、認識した平面のスマホ画面をタップするとアクターをSpawnするようにします。プロジェクト設定のエンジン>インプットでアクションマッピングを追加します。
で、画面がタッチされたらイベントが発生しますのでそのイベントを受け取る処理を入れます。
認識した平面の範囲をタップされたらアクターをSpawnしますのでそのアクターも用意します。
アクターは以前作ったふわふわするお化けです。
お化けは常にカメラを向きますので今回はPlayerCameraManagerをターゲットにします。
また、今回はコリジョンでの判定ではなく距離判定にしてみます。こんな感じでカメラマネジャーがアクターに200cm以内に入ったらの処理を追加します。
200cm以内に入ったら一回だけスプライトを切り替え、アクターを廃棄します。
これでテストアプリの完成です。
アプリが起動したら、辺りをタップしてみましょう。お化けが見えます。でも200cm以内に入ったらお化けがビックリして、怒って逃げます。
このアプリはコチラからDLできます。
おばけは明かり0.4以下の識別範囲で出現します。